虫歯の原因・
症状や治療法について
虫歯の原因とは
ほとんどの人の口の中には虫歯菌(ミュータンス菌)が棲みついています。この菌は主に飲食物に含まれる糖をエサにして増殖し、周囲にネバネバのグルカンという物質をつくり出します。それらが歯に付着することで細菌の集合体が形成されます。これが増えることで歯の表面の白い汚れとなったものが、プラーク(歯垢)です。
通常では口の中は弱酸性ですが、虫歯菌はグルカンを生成する際に糖を含む飲食物を分解して酸を産生します。通常であれば、唾液の緩衝作用によって30分程度で元の弱酸性へともどるようになっていますが、糖分を含む物を頻繁に摂取すると酸性の状態が長く続いてしまいます。
すると、歯の表面のエナメル質のミネラル分が溶け出してしまう脱灰(だっかい)という現象が頻繁に起こり、やがて歯に穴が開いてしまうというわけです。